レアル・マドリードは6日、チャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦でライプツィヒ相手に苦戦しながらも何とか1-1で引き分け、準々決勝進出を果たした。しかしこの日のチームが与えたイメージは今季最低とも言えるものだった。

ベリンガムとヴィニシウスの見事なカウンターから先制点を奪ったが、相手に倍近いシュートを打たれ、相手の決定力不足に助けられなければ、同点、さらには負ける可能性もあったかもしれない。

マドリーが勝ち抜くのに苦労した原因はいくつも考えられるが、その理由としてまず得点力不足が挙げられる。今季ここまでの公式戦成績は39試合30勝7分2敗。チームはシーズン開幕から順調に勝利を挙げてきたが、その勢いも失速。2月10日のジローナ戦で4-0の大勝を収めた後、5試合2勝3分と思うように勝てていない。その大きな理由はわずか6ゴールという得点力の低下にある。それまでの得点数が1試合平均約3ゴールだったことを考えると、得点面は現在、今季最悪の状態にあると言えるだろう。

その不調の大きな原因のひとつに挙げられるのは、現在そのパフォーマンスに疑問を持たれているロドリゴ。それはアンチェロッティがライプツィヒとの第2戦でベンチに置いたことでも証明されている。ビッグマッチで控えになるのは今季初めてだ。ここまで13得点8アシストを記録しており、ライプツィヒ戦では途中出場ながら光るプレーを見せたものの、最近のパフォーマンスを振り返った場合、物足りなさが指摘されている。

チュアメニが中盤で機能していないことも問題だ。緊急時のCBとしては申し分ない活躍ぶりだったが、本職のMFとしては機能しているとは言い難い。ライプツィヒとの第2戦はアンカーをクロースが務めたため、右インサイドハーフとしてプレーした。守備では決定的なプレーを何度も見せたが、攻撃での貢献度は低かった。

サイドバックの攻撃力低下も問題だ。シーズン開幕時はベリンガムの得点力とサイドバックの攻撃参加が大きな武器だった。しかしここに来て陰りが見え、ライプツィヒ戦ではカルバハルもメンディも守勢の姿勢を貫き、全く脅威になっていなかった。

また試合に対して積極的な姿勢を欠いたことも苦しんだ理由として挙げられる。それはアンチェロッティが試合後、「悪い試合だった。インテンシティが低く、最初からプレーにブレーキがかかっていた」と語ったことからも分かる。第1戦を0-1で勝っていたことで、第2戦はまるで180分を1試合と捉え、追加点を奪うよりも１点のアドバンテージを守り抜くことを選択したようなプレーぶりだった。このような選手たちの消極的な姿勢はサンティアゴ・ベルナベウのサポーターの苛立ちにつながり、徐々にブーイングを増していき、ハーフタイムにピークに達していた。

レアル・マドリードは6日、チャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦でライプツィヒ相手に苦戦しながらも何とか1-1で引き分け、準々決勝進出を果たした。しかしこの日のチームが与えたイメージは今季最低とも言えるものだった。

ベリンガムとヴィニシウスの見事なカウンターから先制点を奪ったが、相手に倍近いシュートを打たれ、相手の決定力不足に助けられなければ、同点、さらには負ける可能性もあったかもしれない。

マドリーが勝ち抜くのに苦労した原因はいくつも考えられるが、その理由としてまず得点力不足が挙げられる。今季ここまでの公式戦成績は39試合30勝7分2敗。チームはシーズン開幕から順調に勝利を挙げてきたが、その勢いも失速。2月10日のジローナ戦で4-0の大勝を収めた後、5試合2勝3分と思うように勝てていない。その大きな理由はわずか6ゴールという得点力の低下にある。それまでの得点数が1試合平均約3ゴールだったことを考えると、得点面は現在、今季最悪の状態にあると言えるだろう。

その不調の大きな原因のひとつに挙げられるのは、現在そのパフォーマンスに疑問を持たれているロドリゴ。それはアンチェロッティがライプツィヒとの第2戦でベンチに置いたことでも証明されている。ビッグマッチで控えになるのは今季初めてだ。ここまで13得点8アシストを記録しており、ライプツィヒ戦では途中出場ながら光るプレーを見せたものの、最近のパフォーマンスを振り返った場合、物足りなさが指摘されている。

チュアメニが中盤で機能していないことも問題だ。緊急時のCBとしては申し分ない活躍ぶりだったが、本職のMFとしては機能しているとは言い難い。ライプツィヒとの第2戦はアンカーをクロースが務めたため、右インサイドハーフとしてプレーした。守備では決定的なプレーを何度も見せたが、攻撃での貢献度は低かった。

サイドバックの攻撃力低下も問題だ。シーズン開幕時はベリンガムの得点力とサイドバックの攻撃参加が大きな武器だった。しかしここに来て陰りが見え、ライプツィヒ戦ではカルバハルもメンディも守勢の姿勢を貫き、全く脅威になっていなかった。

また試合に対して積極的な姿勢を欠いたことも苦しんだ理由として挙げられる。それはアンチェロッティが試合後、「悪い試合だった。インテンシティが低く、最初からプレーにブレーキがかかっていた」と語ったことからも分かる。第1戦を0-1で勝っていたことで、第2戦はまるで180分を1試合と捉え、追加点を奪うよりも１点のアドバンテージを守り抜くことを選択したようなプレーぶりだった。このような選手たちの消極的な姿勢はサンティアゴ・ベルナベウのサポーターの苛立ちにつながり、徐々にブーイングを増していき、ハーフタイムにピークに達していた。